そんな意味なんて無い!

日経新聞は毎朝、読むべきだと思います。社会人としては基本です。
私は読んでないけど…。

と、高田純次さん風に適当に言ってみました。(笑)

今回紹介する本は日経新聞の一面の下に紹介してあった書籍です。

中国・インドの戦略的意味―グローバル企業戦略の再構築

中国・インドの戦略的意味―グローバル企業戦略の再構築

購入して分かったのですが本の「帯」には
『本書は、世界展開する「ドラゴン」や「タイガー」と戦い、10年後に勝ち残る企業のための、初めての戦略書である。』とあり、

『新興経済の躍進をテコに、世界競争を制す!!』と続いています。

おーこれは今のわが社にぴったりの本だ!!早速購入しようという事で大阪梅田のジュンク堂へ行きました。当然のように本棚に並んでいたので購入!
エッチな本のビニールを破るような気持ちでページをめくりました。

監訳者のまえがき、日本語版へのまえがきがあり、本当のまえがきがやっと出てきます。
しかし、そのまえがきの書かれた日付は2008年12月とあります。

「うーんこれだったら、少し遅いかもしれんなぁ」とおもいつつ読み進みます。

簡単にいえば、

  • 今までのグローバル展開の方法は陳腐化していて新興国であるインドや中国には通用しないという事。
  • インドか中国かという二者択一的な考えではだめという事
  • 私たちは○○という国の会社です!という狭い考えではやっていけないという事
  • ヘッドオフィス(本社)という概念が陳腐化していくという事。

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これらの事を

  1. グローバル戦略の見直し
  2. イノベーションの見直し
  3. 組織の見直し

という3つの点に絞って、順次説明がなされています。

読後の感想としては、「やはり少し遅い」というものです。
しかし、自分たちが今やろうとしている事や、考えは強ち間違いではなかったのではないかと思う次第です。