良く喋るオウムと経営者の共通点

サイバーローグ研究所の大橋悦夫先生の影響で最近は「ハック!」系の記事や書籍をよく読んでいる。

スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術

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「ハック系」というのは身近な身の回りの仕事や生活におけるちょっとしたコツを公開するというものである。

その延長線上で
「とっておきのノウハウをオープンソース化! ライフハッカー[日本版]」というwebがある。
http://www.lifehacker.jp/

更新される内容は様々だが、例えば・・・
『「sudo」を他のLinuxシステムでUbuntuのように動かす方法』という何の事かわからないような記事から
『オフィス以外の仕事場で生産性をバッチリ上げるための7つのコツ』という出張の多い人には為になるような記事もあり
『ポットにいれたコーヒーを一日中美味しく飲むためのコツ』という記事まである。

私はこのライフハッカーのwebページをリーダーに登録して時間があると「何かおもしろい記事はないか」と物色している。

そのライフハッカー日本版の記事から気になる記事があったので紹介する。

『リーダーの言葉に潜む「ウソ」を見抜くための3つのポイント』である。http://www.lifehacker.jp/2010/11/101029detect_politician_lies.html

私はご存じの通り、リーダーとして大勢の人の前で話をする事が多いし、他の人が話を聞くケースも非常に多い。

今回の記事では「ウソ」として片付けられている。しかし、私の感じでは「自信がないとき」と置き換えて言っていいだろう。
リーダーの中にはリーダーとして一番やってはいけない事は自信のない様を露呈する事であると言い切っている人は多いと思う。
私も同意見である。

逆説的ではあるが不安やオロオロしてしまうときでさえも「自信を持って堂々とオロオロする」ことが大事である。
(しかし、これは意志決定や決断を強いられるリーダーの立場に置かれている人の話である。これを間違えると単に横柄な人になってしまう事は言うまでもない)

が、リーダーにおける自信というのは消耗品であって絶えず泉のごとく当人の内面から湧き出るものではない。
時には自らの意志決定に悩み夜も眠れず、食事ものどが通らない事がある。
そんなとき、人と話をするときに自らを鼓舞するためにも「言葉が過激」になるのである。

逆に自信があるときは寡黙で淡々としている事が多い(私の場合である。)

「よく喋るオウムと経営者は飛躍できない」
これから良く見ていてほしい・・・自信があるか無いかを・・・