1%の努力

 昨日ではありますが大阪の本社では全体朝礼がありました。月に一度ではありますが皆さんに私が経営で思っていることや、時事問題について語る場となっております。そこで、「1%の努力」という話をしました。

 わが社は今40億円の売り上げを目指しております。20年後の世界一企業を目指すための第一歩となります。ここで粗利が35%(変動費比率)と仮定すれば仕入れや外注に掛かっている金額の総額は約26億円にも上ります。

 さぁここからが本題です。たった1%です。1%の改善がどのような結果を生み出すか考えてみてください。売上高の1%は4千万円にも上ります。仕入れの1%も同様に2千6百万円にも上ります。あわせれば6千6百万円になります。

 ひとつの仕事で利益を6千万円も上げることは不可能に近いでしょう、しかし、たったの1%が大きな金額を生み出すのです。
 1%・・・1万円であれば100円です。

このことに全従業員が気がつき、2000万円の仕事で20万円の値下げを要求されたとき踏ん張れるかどうか。または、15百万円の資材の購入でひとつの手間を惜しまず、15万円の交渉ができるかどうか。設計の見直しをすれば1%の改善案が生まれるかもしれません。

 1%を侮るなかれ。私はこの積み重ねこそが、努力であると思うのであります。