川渕チェアマン
今はセリーグのクライマックスシリーズが一部では盛り上がっている様だが今日はサッカーJリーグの話である。
10月8日で二宮清純氏の講演会をく聞きに行った話をしたが、今日はそれの続きである。
二宮氏はリーダーの存在を軽視していたという。最終的に試合の結果を左右するのはプレーヤーの能力次第。
それが二宮氏の持論であった。
しかし、川渕氏の出会いをきっかけに、考え方が変わる。
当時Jリーグ構想が出てきたところであり、プロスポーツと言えば「野球」であった。
母体であるサッカーの試合は一試合の観客動員も百人にもみたい事もあった。
当然、プロ化反対の意見が多数を占めた。
重苦しい空気が流れた・・・。
そのとき川渕は机を拳でたたき、吠えた
「時期尚早という奴は100年たっても時期尚早と言うだろう。
前例がないという奴は200年たっても前例がないというものだ」
続けて川渕は言う、
「時期尚早という言葉は己に実力の無い奴の言い訳である。
前例がないという奴はアイデアがない奴の言い訳である。」
会議室の空気が一変した。リーダーの咆哮ががメンバーの心に火をつけた瞬間である。
Jリーグ設立当時の川渕氏
その後Jリーグは発足、ワールドカップ日韓共同開催へと歩みを始めるのである。
たった一人の情熱が組織を動かせることを二宮氏は可能であると説いた。
私も情熱を以て事に向かうリーダーでありたいと思う今日この頃である。